Vectricのソフトで作成したベクトルと工具経路の見方
Vectricのソフトで作成したベクトルと工具経路の見方について説明します。
①ベクトルの作成
下図の黒色の実線とピンク色の破線は画面左側の作図ウィンドウのコマンドで作成した長さ40mmのベクトル(線)です。
ピンク色の線は現在選択されているベクトルである事を示します。
複数のベクトルを選択する場合は「Shift」キーを押しながら選択したいベクトルをクリックします。
②工具経路の作成
下図のピンク破線のすぐ右側の矢印が含まれる線が工具経路です。
①で作成したベクトル(ピンク破線)に対して画面右側の工具経路ウィンドウのコマンドで作成されたものです。
工具経路のコマンドでは使用する工具やベクトルに対してどの様な動きをするか指令できます。
工具経路は直径4mmの切削工具を使用し長さ40mmのベクトル(線)を加工する様に作成しましたが、実際に加工した線は端から端までの長さは44mmとなります。
工具経路は切削工具の中心点が動く場所を表します。
そのため40mmのベクトルの端から端まで切削工具の中心が動くと、削りはじめ及び削り終わりにそれぞれ切削工具の半径分が余分にはみ出してしまうためです。
もし加工した線をそのままデザインとして使用する場合はこの半径分のはみ出しに注意することが必要です。